同じ失敗を繰り返す人の特徴~改善するには仕組みが必要~
様々な場面で同じ失敗を繰り返すと、周囲からの評価が下がるのは当然のことながら、自分でも情けなくて落ち込んだりします。
同じ失敗を何度も繰り返すのは、能力か低いからではありません。失敗した時の考え方に問題があるのです。
失敗を繰り返す人と、同じ失敗をしない人の特徴を学び、自信のストレス軽減につなげましょう。
重要なのは失敗をした時の考え方です。
1.同じ失敗を繰り返す人の特徴
1.1失敗した時の考え方
皆さんは、同じ失敗をしてしまった時にどう思いますか。
- 自分自身にがっかりする
- 自分の能力不足だ
こんな感情を抱いている人は要注意です。これらは全て後ろ向きな感情です。
人が失敗をした時に抱く感情としては、
- 落ち込む
- 反省する
- 開き直る
だいたいこんな感じだと思います。最初に挙げた2つの例は全て、1に該当します。
同じ失敗をしない人は、失敗をした時に反省をします。
落ち込んだり、がっかりしている場合ではありません。
1.2余裕がない
同じ失敗を繰り返す人は、様々なことに、余裕がないことが多いです。
多くの業務に追われ、時間に余裕のない人は、心にも余裕がありません。心に余裕のない人は、普通ならしないような失敗もしてしまいがちです。
そういう方に多いのは、そんなに忙しくないのに、マルチタスクを課されていて、漠然と忙しいと感じ、自ら余裕を失っているケースがあります。
2.失敗を繰り返さないためには
ここまで、失敗を繰り返す人の特徴を解説しました。失敗を繰り返す人は、反省しない人、余裕がない人でした。
ここから、改善策について解説をします。
2.1反省する
反省とは
- 自分のしてきた言動をかえりみて、その可否を改めて考えること。
- 自分のよくなかった点を認めて、改めようと考えること。
つまり、『落ち込む』のような後ろ向きな発想ではなく、どうしたら失敗しないかを前向きに考えることが反省するということです。
失敗をした理由を考えて、どうすれば、その失敗を防げるのかを考える。そして、その要素を除外する。そうしない限り、何度でも同じ失敗を繰り返します。
2.2改善策は人の能力に依存させない
改善策を考える際に、人の能力に依存してはいけません。なぜならば、人の能力は今日明日では向上しないからです。能力に依存して防止しようとしている間は、あなたの能力が向上するまで、何度でも同じ失敗をすることになります。加えて、ほとんどの人は失敗しようと思って失敗していません。人の能力に依存した再発防止策を考えても、その再発防止策を失敗する(忘れる)ことがあるからです。
ですので、再発防止策は人の能力ではなく、仕組みで考える必要があります。
例えば、営業をやっていて『取引先との約束を忘れてた』といった事例では、『予定を手帳に記載する』では防げないのです。『予定を手帳に記載する』のを忘れるのが、人が失敗をする時です。
ですので、営業マンに貸与している端末等で予定を通知する等、人に依存しない仕組みで再発防止を図る必要があるのです。
2.3タスク管理の見直し
業務の進行状況により漠然と忙しいと考えて、自分で余裕をなくしている人が多いです。
そんな方にはタスク管理を見直すことをオススメします。
現在請け負っている業務の全てについて所要時間と、最終期限を把握し、リスト化することで、適切な優先順位を付けることができ、マルチタスクがしやすくなります。
業務ごとに最終期限と所要時間から逆算して、来月までにこのレベル、来週までにこのレベルと目指すべき水準を刻むことで、意外と忙しくないことに気づくことができます。
3.結論
同じ失敗を繰り返す人、繰り返さない人の思考、業務管理について解説しました。
重要なのは、人の能力はそんなに高くないので人に依存しない、過信しないことです。
改善すべきは人ではなく仕組みであることを意識して失敗しましょう。