【ビジネスに有効】イライラ解消 圧倒的な成長思考~あらゆることを自責化する~
日々の生活や、職場においてイライラしたり、ストレスを感じることがあると思います。
そんな方に、おすすめの思考が『自責化』です。あらゆることを自責化することで、周りに対するイライラやストレスが軽減し、更には自身の成長につなげることができます。
本記事では自責化、他責化による思考の違い、自責化することのメリットと注意点を解説します。
1.自責化とは
自責とは自分の失敗や過ちを、自ら責め苛むことです。
それでは、『あらゆることを自責化する』とは、どういうことでしょう。
あなたの身の回りで起きたこと全てを自分の失敗や過ちとして捉えるということです。
2.自責、他責による思考の違い
自責化することを、理不尽に感じたり、イメージが湧かないという方のために具体例を示します。
(例)あなたの部下が取引先との約束を忘れて、取引先から怒られたとします。
【他責思考の人】
1.心境
なにやってんだよ、しょうもないミスしてんじゃねぇよ。(相手を責める)
2.再発防止策
毎朝、会議で当日のスケジュールを提出させる。
【自責思考の人】
1.心境
どうして、失敗を未然に防いであげることができなかったんだろう。(自分を責める)
2.再発防止策
約束を忘れさせないような仕組み作りをする。
このように、同じ事象に直面したときでも、他責化する人と自責化する人では、受け取り方が全く違います。受け取り方が違えば、改善策として考えることも変わります。
他責化する人は、『失敗をした部下が悪い』が根底にあるので再発防止策として部下の管理強化を挙げます。
一方、自責化する人は、『部下が約束を忘れた、原因は自分(組織)にもある』という発想の基で、約束を忘れないような仕組み作りをしようとします。
どちらが会社や、部下にとって良いマネージャーと言えるでしょうか。
3.自責化することのメリット
3.1周りからの評価が上がる
上述のとおり自責化することで、会社が役職者に求めている、組織の課題解決能力を発揮することができます。よって、あらゆることを自責化することは、会社や部下からの評価に繋がるのです。
一方、他責思考のような、自身に任された領域で起こった問題を、部下のせいにして部下の生産性を下げるような再発防止策を掲げる人間は上司として失格と言えます。
3.2成長スピードが圧倒的
人は失敗をして修正、改善をする時に成長します。それは、いわゆるPDCAサイクルを多く回すことができるからです。失敗しない人や、失敗を人のせいにする人は成長できません。
それどころか、成長する機会を喪失し続けていくことになります。
3.3精神的に楽
あらゆることを自責化すると、周囲に対してイライラしなくなります。人がイライラする理由の根元は、コントロールできないことをコントロールしようとするところにあります。
他責感情では、原因である相手をどうしたら変えられるかを考えてしまいます。しかしながら、他人は変えることができないので、あなたのイライラに繋がってしまいます。
自責化することで改善を他人に依存せず、自分ができる範囲で改善策を見出だそうとするので、周囲に対してイライラしなくなります。
3.4有効な改善策が見出だせる
自責化して見出だした改善策は自分を軸とした、改善策となるので実行可能、且つ有効な改善策であることが多くなります。
4.自責思考の注意点
ここまで、あらゆることを自責化することのメリットを解説しました。
しかしながら、自責思考には注意点があります。
ここまで、記載してきた自責思考は前向きな改善を行うことを前提とした考え方です。
悪い例にはなりますが、犯罪被害に遭った方が『被害にあったのは自分のせいだ』と考えてしまうのは良いことではありません。
そこで自責、他責とは別に、因果関係を区別しておく必要があります。
犯罪に遭わないように『ひとけのない夜道を一人で歩くべきではなかった』と改善に向けた自責化は良いですが、『夜道を一人で歩いていた』ことと、『被害に遭った』ことは因果関係がありません。『夜道を一人で歩いていた』からといって『あなたが被害に遭っても良い』理由にはならないので自責思考の際に因果関係は整理しておく必要があります。
5.結論
本記事ては自責化することはイライラの軽減や、自身の成長につながることを解説しました。
慣れないうちは、全て、自分のせいにすることに抵抗があるかもしれません。しかし、人間はすぐ慣れる生き物です。慣れてくると他責思考の人と話をしていると、『なんでそんなに、イライラしているの』と、どこか違和感を感じるようになります。
皆さんもあらゆることを自責化して豊かな人生を送りましょう。
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